【アニメ感想】 とある飛空士への恋歌 追憶から恋歌へ。追憶に比べたら学園もの感が強すぎる気がする。 あらすじと感想
放送時期:2014年 – 1月(全13話)
目次
「とある飛空士への恋歌」のあらすじ
飛空機械工場の町ベラスカスでアルバスの一家に養子として引き取られ生活していたカルエルは、義妹のアリエルと共に飛空士になるべく空飛ぶ巨大な島「イスラ」にあるカドケス高等学校の飛空科に通う。イスラは伝説の「空の果て」を発見し世界の姿を解き明かすという使命を持っていた。
飛空士として学びながら長い旅へと出る事になったカルエルはそのイスラで偶然出会った謎の少女、クレア・クルスを助ける。カルエルが抱えた事情とクレアが抱えた事情はお互いの想像を超えるものだという事を、この時二人はまだ知らないままに惹かれていく事となる。
「とある飛空士への恋歌」の感想
ラノベの飛空士シリーズが原作のアニメ。アニメとしてはアニメ映画の「とある飛空士への追憶」の世界観を共有しているものの、追憶で出てきた国とはまったく違う場所にある国が舞台です。原作ラノベとしても追憶が一作目で恋歌が二作目なのですが続きではないです。個人的に追憶が好きだったので見たのですが、こちらはこちらで面白かった。と思う・・。後半に若干ですが追憶の主人公とヒロインの存在だけ出てきます(アニメではキャラ自体は出てきません)
おぅ・・キャストが良いじゃないか!
そもそも1話の段階でキャストが良い意味でヤバイ事に気がつきました。皆さん、声を聞いたら誰が誰だか分かるクラスの声優さんがキャスティングされていて、オープニングの時点で曲がプチミレだったので、どちらかはメインででるのかなとは思ったのですがまさかのダブルヒロインでした!というか、メインキャラは総出で当たりキャストなのでその部分だけでも十分見る価値あり。
少しご都合設定すぎるかも。
ストーリーとしては結構早い段階でネタバレさせて、その後の展開を楽しむタイプ。1話の序盤、導入の段階で声でわかっちゃったんですけど。。といった感じでした。しかし、男女幼馴染ペアが多すぎてちょっと都合良過ぎだと思います。弟!妹!のやり取りも不自然でまったく良くないのにキーワードかのように乱発させて作者の自己満足を感じました。そういった部分も含めてセリフがぞわっとするくらい不自然で感情移入は難しいと思われます。
技術レベルに違和感がある。
戦闘は追憶と比べてですが、オスプレイのようなタイプで後方に攻撃の人が乗って前方は操縦のみ。後方の武器も単発式のライフルが多かったのでどうかと思います。ホバリングや垂直に近い着陸もできるので科学的には進んでいると思うのですが格好良くは無かったです。
向かってくる敵に対して輪になってホバリングしている主人公たちが陣形って言い張るもんだからよっぽど命中率が低いのでしょう。絶対、サンタクルスのような戦闘機タイプの方がカッコイイ。敵はそういうの乗ってるのに。一瞬出てくるシャルルさんにゾクっとしたシーンが戦闘シーンとしては一番良かったです。
追憶も是非見てください!
追憶が好きで見たのがたたってか、キャスト陣以外は追憶の世界観をもう一度味わえたので良かったと思う程度に留まります。ダブルヒロインで更に一人が義妹なので絡みがうざったいし、他のキャラたちもペアごとに恋愛話が進んで行くので驚きも少ないです。
アニメでは最後の最後スッキリ終わらないし、最終話のラスト10分くらいに端折って詰め込んだのが勿体無い。中盤や過去の回想シーンをもう少しギュッとして最後をスッキリ、丁寧にしてくれたら満足でした。
「とある飛空士への恋歌」の主題歌
エンディングテーマ ↓試聴できます↓
主要キャラクター&キャスト
カルエル 声 – 花江夏樹 |
クレア 声 – 悠木碧 |
アリエル・アルバス 声 – 竹達彩奈 |
イグナシオ・アクシス 声 – 石川界人 |
シャロン・モルコス 声 – 早見沙織 |
ベンジャミン・シェリフ 声 – 立花慎之介 |
ノリアキ・カシワバラ 声 – 下野紘 |
ナナコ・ハナサキ 声 – 南條愛乃 |
ミツオ・フクハラ 声 – 浜添伸也 |
チハル・デ・ルシア 声 – 田野アサミ |