【アニメ感想】 終末なにしてますか?忙しいですか? 救ってもらっていいですか? かなりシリアスでキャラの闇の部分が丸見えのファンタジー作品 あらすじと感想
放送時期:2017年 – 4月(全12話)
目次
「終末なにしてますか?」のあらすじ
500年以上も昔、地上では人間族と、その他の種族たちとが、領土を巡って争っていた。人間族は、絶大な力を有する聖剣を使いこなす勇者たちの圧倒的な戦力によって、他のすべてを敵に回してなお、地上の支配者として振る舞っていた。準勇者・ ヴィレム・クメシュは三柱の地神の一人、黒燭公を激闘の末に降すも、呪いによって石と化してしまう。 彼は、大切な家族と交わした、必ず帰るという約束を果せなかった。そして、それから一年と経たぬうち突如出現した謎の存在「十七種の獣」により、人間族、そして地上はあっけなく滅ぼされてしまった。
人間族が滅んでからすでに526年。守るべきもの、帰るべき場所をすべて失った絶望から世捨て人のように生きていたヴィレムは、軍の兵器管理の仕事をはじめることになり、68番浮遊島にある軍の施設にて妖精兵と出会う。クトリ・ノタ・セニオリスたち妖精兵が兵器として使い捨てられていることを知ったヴィレムは、かつて勇者として戦い培ってきた技術を用いて「彼女たちが救われるために今の自分にできること」を模索していく。そして、クトリはそんなヴィレムに惹かれていく。
「終末なにしてますか?」の感想
崩壊世界系ファンタジーアニメ。原作の終わりまでもう少しという中途半端な終わり方と、作品に対するタイトルの意味があまり感じられなかったのが少し残念な作品です。
シリアスな展開が多め。
一応、主人公最強アニメなのかも知れませんが、元最強と言った感じで自身は戦いません。戦闘というよりも、主人公の過去とそこから現在までの間に起こった事を理解し感情を取り戻していく様子や、ヒロインたちが自分達の置かれた立場や残された時間などに対しての感情の変化などがメインで描写されています。
主人公とヒロイン達の内面的な部分が見所で、その他の謎部分やヒロインが最終的にどうなるなどの部分はアニメでは謎のまま終わりました。原作ではしっかり終わっているのでこの作品は原作が見たくなると思います。その他でいうと、日常のパートやサブパートなども多く描かれているのでそこが良い所でした!
可愛い女の子とファンタジー感が魅力。
キャラクターとして妖精兵がみな女の子なので、可愛い系、魔法少女系にも近いアニメとも言えると思います。その他の人種は様々な獣人がメインで暮らしている世界なのでファンタジー感も強くて良かったです。世界設定やキャラ設定、ストーリーもかなり良く出来ていますが、終わり方やその後への含ませ方がもやもやする。作品としては良いですが、アニメ作品としては構成のせいでまぁまぁに少し下がる感じ。
結果的には面白かった!
あとタイトル。「終末」は良いです。「救ってもらって」の部分もギリギリ分からなくもないです。「忙しいですか?」の部分に関して全然関係ない気がしました。元々違うタイトルだったそうなので大人たちがキャッチーなタイトルにしたんでしょう。そのあたりが少し気に入らないですが、内容は面白いので見た方が良いです!
「終末なにしてますか?」の主題歌
エンディングテーマ ↓試聴できます↓
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主要キャラクター&キャスト
ヴィレム・クメシュ 声 – 新井良平 |
クトリ・ノタ・セニオリス 声 – 田所あずさ |
アイセア・マイゼ・ヴァルガリス 声 – Machico |
ネフレン・ルク・インサニア 声 – 上原あかり |
ナイグラート 声 – 井上喜久子 |
グリック・グレイクラック 声 – 千葉繁 |
ラーントルク・イツリ・ヒストリア 声 – 荒浪和沙 |
ノフト・ケー・デスペラティオ 声 – 水瀬いのり |